「苦労は買ってでもしろ」は売る側の言葉ですらないと思う理由

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『若いうちの苦労は買ってでもしろ』は売る側の論理?

世の中に勝手に一人歩きし変な信憑性をもって広まっている言葉が多くありますが「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉はその中でもかなり有名な言葉だと思います。

おそらく、あなたも人生の中で数えきれないくらい聞いた覚えや言われた覚えがあるのではないでしょうか?

結論から言うとこの言葉は『苦労を売りつけたい人間側の言葉』で買う側のメリットなど全くありません、ただそれでも『本気で一人歩きした言葉と売る人間を信頼し喜んで買う人』と『本気で一人歩きした言葉を信頼し買った苦労を転売する人』が絶えません。

この仕組みの面白いところは売る側も買う側も悪意がないところにあり、社会生活を営んでる中で『目的の遂行から苦労の儀式的な売買に目線が自然とズレる』ところにあると思います。

この記事では、この『なぜか信憑性をもって一人歩きする不思議な言葉』について私なりの考えを記していきたいと思います。

本当に買ってでもやるべきことは『自分のやりたいこと』だけ

『若いうちの苦労は買ってでもしろ』という言葉を私なりに直すと『若いうちのやりたいことを遂行する為の苦労は買ってでもしろ』と直せます。

苦労は自分の目標(人生単位のゴール)に対して『自分から選択的に買うもの』であり買う側に対して伝えたい注意点としては『子供が両親の意向に従って努力するものを決めるように』買ってしまうと自然と苦労の転売屋の仲間入りをしてしまいます。

苦労を買うこと自体が悪いわけではないのですが『自分のための苦労』ではなく『会社や社会のための苦労』を気づかないうちに買ってしまうことに落とし穴があります。

そして、もう一つの落とし穴が『売る側の人間ですら気付かずに苦労の転売行為が行われてしまう』という特性です。

売る側も自覚できない『文化、常識』という盲点

苦労を無条件に喜んで買ってしまう人や喜んで買った苦労を転売してしまう人について触れていますが、改めて考えても理解できないところとして『なんで売る側と買う側がどちらも苦労しているだけなのに取引が続くのか』というところでしょう。

なんとなく察しが付くかとは思いますがこの構図が生まれて得をする人は『売る側でも買う側でもなく取引自体を扱っている胴元の人間』です。

宝くじやパチンコ、競馬などに代表されるギャンブルでも参加する人より運営する人たちのほうが間違いなく得をするのと同じように苦労の取引に対しても同じ構図が出来上がります。

それは、どこの国でも生まれる構図ですが特に日本の社会では極端にその取引の効き目が強くどうしても根強くなくなりません。

『なぜ無条件に苦労の取引が自然と生まれるのか?』一番理解しやすいと思いますので日本の文化を背景に一つの本を紹介しながらお話しします。

日本の閉塞感の素である『論語』

確実に減ってきてはいますが日本人のマインドにはまだまだ『仏教めいた儒教』の影響が色濃く残っていて、それが苦労の転売のようなあまりはっきりとした意味もない変な人付き合いにつながっていると私は考えていています。

そういった部分を細かく解説している本が苫米地英人(著)の洗脳論語です。

内容紹介を引用すると

論語は古代中国の思想家で、儒教の教祖でもある孔子やその弟子達の言葉を、孔子の死後に彼の流れをくむ人達がまとめたものです。

この論語は日本ではとても親しまれ、学生時代から、社会人になっても孔子のことばを取り上げ、説明するという場面は誰でも経験していることでしょう。

しかし、論語の真の意味を知るとまた違った世界が見えてきます。

孔子の論語は実は差別思想そのものです。一見して受け入れやすくなっている文章も、良くみてみると、スコトーマ(心理的盲目状態)を使った洗脳や、読んだものが文章の手法により受け入れやすくしていることなどがわかります。

これらの手法を用いて、確信犯的に差別思想を盛り込んだものが、論語なのです。

本書はそれらをわかりやすく解説していきます。論語を全て読んだことが無い人でも、これが論語の一節だったのかと思う内容ばかり。それらの本当の姿を解き明かしていきましょう。

この本では論語の内容は古くからこういった洗脳法が当たり前に使われてきたということを学ぶためのものとして取り上げられていますが大事なのは一つの物事を様々な視点でまとめて見ることにあります。

今まで論語を自分の人生のバイブルとして生活されていた方にも、もともと全く興味も持っていなかった方にも一つの視点として一度読んでいただけると新しい発見があるのではないかと思います。

俯瞰して逃げるのが最善の対抗策

ただ、私が伝えたいのは別に『論語がこんなに危険な本なんですよ』という部分ではありません。

日本でなぜ『若いうちの苦労は買ってでもしろ』という言葉が変な権威づけをされて一人歩きしているのかを一つ上の視点で見れるようにするための『洗脳論語』です。

一番危惧しているのは自分のやりたいことも考えず無条件に不特定の人間から苦労を転売されて、そのまま何も考えずに論語で言うところの『先生』になってから自分が受けた苦労をまた誰かに転売するような状態から抜け出せなくなることです。

どんな問題もそうですがそこから抜け出すには『肯定する側と否定する側』のように一つの問題に対し考えられる視点を洗い出しそれぞれの視点を俯瞰して一つの塊として捉えられるようにすることだと思っています。

この記事が少しでもあなたに生まれるゲシュタルトの助けになれば幸いです。

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