アファメーションでお金が稼げる科学的な根拠とは【例文付き】

「アファメーションでお金が稼げる」と言われた時、あなたは率直にどう思うでしょうか。

アファメーション自体を何らかのスピリチュアルなおまじないのように捉えている方の場合は恐らく

「稼げるって信じてる」

または

「そんなもんで稼げたら苦労しないよ」

の2種類に分けられるかと思います。

では、例えば

「アファメーションでお金を稼げる(または稼げない)のはなぜですか?」

と聞かれた場合はどうでしょうか。

恐らく肯定派だろうと、否定派だろうと納得のいく説明ができる方はいないでしょう。

アファメーションは名だたる心理学者や認知科学者の方々が開発に携わり、NASAや米国国防総省、フォーチュン500の半数以上が採用しているコーチングプログラムの基幹となる技術であり、科学的な裏付けがしっかりとされているものです。

もちろん、コーチングプログラムそのものの理論内容や効果を疑うことはできますが、大前提として盲信するだけで効果の出るものではなく、特にセルフコーチングの実践においては自分自身が正確にコーチングプログラムの内容を把握していることが必要不可欠です。

本記事では「アファメーションでお金が稼げるようになる理由」を解説するとともに、アファメーションそのものを正しく学び、金銭面以外にもアファメーションを活用できるようになることで総合的に自分の人生を良くして行くためのお手伝いをしたいと思います。

なぜアファメーションでお金を稼げるようになるのか?

まず、「なぜアファメーションでお金を稼げるようになるのか?」について正しく把握していきましょう。

アファメーションはコーチングで利用される自己変革を行うための技術であり、大前提としてコーチングのルールに基づいたゴール設定をした上で、そのゴールを達成させるために実践するものです。

そのため、まずはゴールを設定するのが大前提となりますが、例えば

「年収1億円になる」

というゴール設定をコーチングのルールに則ってしたのであれば、実際に年収1億円になる可能性は十分にあります。

ただ、勘違いして欲しくないのは

「年収1億円を稼ぐような自分になれる」

だけであって

「アファメーションをしていたら宝くじで高額当選して毎年1億円づつ当たり続けた」
「アファメーションをしていたら急に大金持ちのおじさんに気に入られて毎年1億円貢がれるようになった」

というような事が起こる魔法の道具ではない点です。

極端な言い方をしましたが、アファメーションで影響が出るのはあくまで自分自身のマインドであり、「自分の行動、態度」や「自分が興味を持つもの」を変えることで結果的に設定したゴールを達成させている、と捉えて貰いたいのです。

ゴール設定とアファメーションで「お金を稼ぐ視点」が生まれる

突然ですが、例えば新しいiPhoneが発売されたり、自分のスマートフォンを機種変更するタイミングが近づいてくると

「暇さえあれば新型のスマートフォンや新しいiPhoneの情報を調べてしまう」

「スマートフォンの広告や人の使っているスマートフォンが必要以上に目についてしまう」

このような経験をしたことはないでしょうか。

スマートフォンでなくても

「新しく車を買うとき」
「新しく家を建てるとき」
「年に1回の家族旅行に行くとき」

などシチュエーションは多々ありますが、そういった状況になると普段気にしていなかったものが一気に目に付くようになり「こんなのあったんだ」と感心するような体験を多くすると思います。

こういった「目的」を持つことで意識する視点が変わり「普段見ていなかったものが目につく」ような現象をコーチングでは「スコトーマ」という言葉を使って説明していますが、これは

「なぜ、アファメーションでお金が稼げるようになるのか?」

を説明するためにも分かりやすい一例になります。

スコトーマの原理とは

コーチングにおけるスコトーマを簡単に説明すると「認知的な盲点」を指してスコトーマと呼んでいます。

元々は眼科の医学用語として「物理的に目で見れない部分」をスコトーマと呼んでいましたが、そこから心理学用語としても「脳が情報処理をする過程で重要でないと判断し、認識から外した情報」を指してスコトーマと呼ぶようになりました。

典型的な例で言えば「歩きスマホをしている人」や「電車の中でスマホを見てる人」が分かりやすいかと思います。

人間の脳は必要以上にエネルギーを消費しないために「自分に重要なこと以外は情報処理しない」という傾向があり、視界に入っている情報がどれだけあろうと自分が意識を向けている情報以外は受け取らずに振り落としてしまいます。

意識しているもの以外は無意識が処理してくれるので必要最低限に人を避けたりする事はできますが、スマホに集中している人に対して

「あの店美味しそうじゃなかった?今度行ってみようよ」

「さっき電車に乗ってたとき同じ車両に芸能人がいたよ」

と後から伝えたとして、基本的にまず気づいてはいないでしょう。

「重要なもの」を変えることで「視点」が変わり、次に「行動と態度」が変わる

お金を稼ぐには、当然ですが「どうやってお金を稼ぐのか?」がある程度にでもはっきりしていなければいけません。

アファメーションをする事でお金を稼げるようになる理想的な過程としては

1.自分でお金を稼ぐことに重要性を持たせる事で自分の「重要なもの」が変わる
2.「重要なもの」が変わる事でスコトーマがお金を稼ぐための情報を無意識に見つける
3.「何がしたいか」「何を学び、挑戦すれば良いのか」が認識された事で「行動と態度」まで自然と変化が現れる

このような過程で「お金を稼ぐことができる自分になる」のが望ましい流れです。

アファメーションがコーチング、並びにセルフコーチングで非常に重要視されているのは「重要なもの」を変えようとするとき、通常であれば生理的に働く「現状維持に徹底し生命の安全と種の保存に努める機能」に抵抗を受け「重要なもの」を変える過程に苦労するところを、逆に生理的な働きまでをも味方につけてスムーズに自己変革を進められる効果があることから、特に重要視されているのです。

ここまでの解説を読んでいれば「アファメーションでなぜお金が稼げるのか?」と聞かれてもある程度、具体的な説明ができるようになるでしょう。

ここまでの説明を踏まえた上で、次は改めてアファメーションでお金を稼ぐにあたって把握しておきたい実践的な部分の解説に進みます。

アファメーションでお金が稼げる自分になるために必要な3つのチェックポイント

1.「ゴール設定」がアファメーションでお金を稼ぐ前提条件

最初に説明したとおり、アファメーションはコーチングプログラムの中にある1つの技術なので、自分でお金を稼げるようになろうと実践するのであればアファメーションをするというよりは「セルフコーチングを実践する」という認識で始めた方が良いでしょう。

コーチングは目標達成の道具であり、自己変革に役立つものではありますが前提として必ず「コーチングプログラムのルールに則ったゴール(目標)」が必要になります。

TPIEというコーチングプログラムのゴール設定に関するルールは3つあり

1.自分が心から望んでいるやりたい事であること
2.ゴールは複数用意すること
3.ゴールは現状の外側に設定すること

この3点を守ったゴール設定をすることがコーチングで効果を出すために必要な前提条件です。

ここまでを読んで、アファメーションをすることでお金を稼げるようになる仕組みはご理解いただけていると思います。

もし、「お金を稼ぐこと」が自分にとって一番目の条件に当てはまるようであれば、残り2つの条件をクリアした総合的なゴール設定を済ませてしまいましょう。

2つめの「複数のゴールを用意する」は簡単で、お金だけに集中して行動しても生活のバランスが崩れてしまうので、お金に関するゴール以外に「仕事、趣味、家庭、健康…」など、数に限りはありませんが目安として8〜10個ほどのコーチングのルールに則ったジャンル別のゴールを設定しておきます。

3つめの「現状の外側に設定する」というルールは少し曲者ですが、「どこを現状の外側とするか」が明確になると自己判断でも設定しやすくなるでしょう。

なるべく一般的な表現をするなら

「今のままでは必ず叶わないもの、必ずやっていないもの、必ず手に入らないもの」

が「現状の外側」の基準です。

なので例えば

「年収250万から300万にする」
「今の会社に勤め続けて社長になる」

のような「今の自分」の延長線上にある叶う見込みが少しでもあるものは対象になりません。

2.ルールに従って「効果の出るアファメーション」を作る

コーチングのルールに則ったゴールを設定することができたら次は効果の出る正しいアファメーションを作りましょう。

コーチングにゴール設定に関するルールがあるように、アファメーションについても正確に効果を出すためのルールがあり、正しく作っていなければ当然本来見込まれる効果が発揮される保障はありません。

アファメーションを作るときに守るルールは11点あります、ここでは正確な情報を把握するためにコーチングプログラム開発者の一人である苫米地英人博士の本から引用してご紹介します。

【アファメーションの作り方】

1.一人称であること

一人称で書き、主語を「私」にします。内容も個人的なものにする。

2.肯定的に書く

「こうなりたくない」「欲しくないもの」は排除し、「こうなりたいもの」「欲しいもの」についてのみ書く。

3.現在進行形で書く

「今まさに○○している」「今起こっている」などのように、現在進行形で書く。

4.「達成している」という内容にします

「私は○○を持っている」「私は○○だ」「私は○○をする」などの言い回しを使って、すでに達成しているという内容にする。逆に「私は○○することができる」「私は○○したい」「私は○○しなければならない」という表現は使ってはいけない。

5.決して比較をしない

自分自身の変化と成長のみをしっかりと思い描き、「他人と比較してこうだ」という記述をしないようにする。

6.一行動を表す言葉を使う

打ち解け、くつろいだ態度でそれを成し遂げている自分自身の行動を表現する言葉を使い、その様子を書く

7.感情を表す言葉を使う

ゴールを達成した時にあなたがいかに感動するか、その感動をあなたに正確に呼び覚ます言葉を使って書く。

8.記述の精度を高める

的確で詳細な記述になるように、言葉の精度を高め、言葉の中に、不要なあいまい性がないかをよく検討し、それがある時は書き改める。

9.バランスをとる

ゴールの中に、あなたの人生におけるさまざまな分野を調和よく組み合わせる。それは家庭、余暇、社会(地域)、精神性、教育、ビジネス、健康、親族関係、キャリア、財産などについてよく調和させ、1つひとつのアファメーションが互いに矛盾しないようにする。

10.リアルなものにする

アファメーションの中にゴールを達成した自分自身が見えるくらい、リアルな記述にする。

11.秘密にする

あなたの個人的なアファメーションのほとんどは、誰かと共有する必要がありません。

引用:苫米地英人『コンフォートゾーンの作り方』(フォレスト出版、2010)

アファメーションの例文は検索すると簡単にネットから手に入りますが「記述の精度を高める」や「秘密にする」のようなルールを除き、そもそも文章としてこのルールに則ってないものも一人歩きして広まっているため注意が必要です。

特に「現在進行形で書く」や「達成しているという内容にする」という部分が守られていないアファメーションは言外に現状維持を補強する働きを持つものが多く、やればやるほど自己変革が困難になるような状況に陥ってしまう危険性があります。

自分でアファメーションを作るにしても、例文をそのままアファメーションに使うとしても、実践することでどう変化するか、どう変化しないかは誰かに強制されて実践している訳でもなければ基本的に自己責任です。

アファメーションでお金を稼ぐことも踏まえて、セルフコーチングを実践するのであれば必ず自分で把握し、慎重な理解をした上で行いましょう。

記述の精度を高めながら使えるアファメーション例文集「お金編」

ここではアファメーションを作ることに時間をかけすぎてしまい実践に進むことができないような状態を解消するため、正しいアファメーションの作り方に則った、なるべく汎用性の高いお金に関するアファメーションの例文をいくつか紹介します。

最初のうちはそのまま使うことも良いと思いますが、次第に自分のゴール設定に合わせて記述の精度を高める必要が出てくるはずです。

ここにある例文はあくまで簡単な叩き台として、少しづつ自分独自のものを作ってもらえれば幸いです。

【例文1】個人収支の健全性を保つアファメーション
私は、私が必要なものを買うためのお金は必ず自分の力で手にすることができると確信している。
私にとって、お金は生活の中で必要な物や時間、環境を手に入れるための道具であり、ゴール達成のため熱意を持って考え、全力で行動することで自然とお金の問題も解決されていくことが誇らしい。

【例文2】お金の使い方が上手くなるアファメーション
私がお金を使うときは、必ず「このお金の使い方が自分や周囲の人間、社会全体、いずれかの将来にとって最大限に望ましい使い方だ」と自信を持って言える使い方をしている。
私が自分を含めた社会全体のために積極的な行動を取り続けることで、1人でも多くの人々が日々、心穏やかに暮らせているのを実感することができて毎日力がみなぎっている。

【例文3】自分に自信を持つことで身近にあるチャンスを逃さず即断即決するためのアファメーション
私はいつでも自信に満ち溢れていて、どんな時でも必ず、ごく自然にベストな選択を行い、自分の持っている最大限の力を発揮してすぐ行動に移している。
常に自分を信じ切って最大限の力を発揮することで成功のチャンスを逃さず、多くの成功体験を積み重ねていくことで、より影響力を持つ貴重な存在になり続ける新鮮な毎日がとても楽しい。

3.自分の行動規範がストレスなく変わるよう日常的にアファメーションを実践しよう

最後のアファメーションでお金が稼げる自分になるために必要なポイントは「継続する」ことです。

アファメーションは平たく言えば「自分を変える技術」と言えますが、筋トレやダイエットと一緒で3日坊主で終わらせてしまうようなやり方だとまず効果は見込めません。

アファメーションを実践するコツは「目標が達成される期間内」や「まずは3ヶ月」のように特定の期間を決めて実践することはせずに「毎日のお風呂」や「食後の歯磨き」のような感覚で生活の一部に組み込んでしまう事です。

アファメーションの実践でよくある悩みの1つに

「アファメーションが続けられないんです…変わりたいと度々決意するのにアファメーションすらできないなんて…」

という悩みを深刻そうに捉えている方も多くいます。

恐らく、自分でゴールを設定し、自分でアファメーションを作り、自分で実践しようと決意したところ、3日も実践する頃にはやる事すら忘れてしまう結果になった自分に対して、自分から自分を失望してしまい、エフィカシーが下がり過ぎることで深刻な悩みに発展しているケースが多いのは想像に難くないのですが、ここまでを読むだけでも「勝手に過剰に期待して勝手に過剰に失望しているだけ」なのは理解してもらえるのではないでしょうか。

コンフォートゾーンがどうとか、ホメオスタシスがどうとか、難しいことは言わずに普通に考えて転勤で職場が変わったり、スマホを機種変更したり、目が悪くなってメガネをかけるようになったり、生活の中でなんらかの新しいことを始めればその変化に体が馴染むまで多少の時間がかかるのは当たり前のことで、しばらくしたら勝手に馴染むことは誰でも知っています。

要は「自己変革できるかどうか」以前に、ただの「慣れ」の問題でしかないのにネガティヴに捉えすぎているのです。

そういった場合、私個人としてのアドバイスですが

「夜寝る前に1回、難しいことは考えず自分にとって特に重要だと思えるアファメーションを1〜3個だけ語りかける」

くらいにでも良いので、とにかくやれる範囲で自然と生活の一部にして継続させること、を目的に始めてみるのをオススメします。

もし、本当に夜寝る前に1つだけのアファメーションから始めようと考えているのであれば、まずは「アファメーションを習慣化するアファメーション」から始めてみましょう。

【例文】アファメーションの効果を認め、ストレスなく習慣化するアファメーション
私は自らに語りかけ、その言葉を受け入れる事で私の人生が更に豊かで素晴らしいものになる事を知っている。
毎日、継続的に私に語りかけ続けることであらゆる可能性が切り開かれていくことを強く実感できるのが自分らしくて心地いい。

これは、実際に私が今も継続して語りかけているアファメーションです。

私自身もアファメーションの仕組みがよく分からずに手探りでやっていた頃は自分でやろうとしておいてあまり実践することが腑に落ちておらず、「興味を持って作ってはしばらく適当にやって飽きる」の繰り返しを続けていた時期がありました。

これはダイエットで言うと

「定期的に深夜の通販番組でダイエット用の器具やグッズは買うけど、どれを買ってもしばらく続けるうちに止めてしまうのでいくら科学的な痩せれる根拠を並べられててもどうしようもない」

ようなパターンができている人と似ています。

アファメーションはコーチングの分野で長い間利用されてきた科学的な根拠が十二分にある技術ですが、そのため確実な効果を出していくためには「正しく作り、正しく行う」ことが必要不可欠です。

これからアファメーションでお金を稼ぐことのできる自分になろうとするのであれば、まずは「どれだけやったか」ではなく「どれだけ自然と生活に溶け込んでいるか」を意識して始めてみましょう。

「お金の稼ぎ方を知ってる」と「お金を稼げると自覚している」の明確な違いは「臨場感」にある

ネットビジネスの分野に「ノウハウコレクター」という言葉がありますが

「お金の稼ぎ方は誰よりも知ってるけど情報収集癖があるだけで全く実践はしない」

という人は非常に多く、それ自体は決して悪いことではないのですがそうなっていること自体が悩みに変わってしまっている方も頻繁に目にします。

コーチングの目線で解説をすると、お金を稼ぐことに限らず知識は平均か平均以上の高いレベルで持っていても、いざ実践することになると過剰に弱腰になってしまい「頭の中のイメージと現実のパフォーマンスに激しいギャップが生まれる」という状態は典型的な「臨場感不足」からくる問題です。

アファメーションでお金を稼げる自分になるまでの過程でも、この「臨場感」は非常に強く関係しており、コーチング理論の基本的な骨子は「理想の自分の臨場感」を「現状の自分の臨場感」から上書きしてしまうことでストレスの感じない自己変革を叶えることにあります。

本記事を読むだけでもアファメーションを実践してお金が稼げるような状態になれるよう意識してコンテンツを作っていますが、アファメーションは一見シンプルな手法ではあるものの洗練され切った結果そういった手法になっているだけで、背景にあるコーチング理論にはとても1記事では書ききれない自己変革させるに至る要素が数多くあります。

もし、ここまでを読んで更に興味を持たれたようであれば、ステップアップとしてこちらの記事もぜひご覧ください。

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