エフィカシーとは

当サイトで推奨しているTPIEというセルフコーチングプログラムにおける様々な専門用語の解説記事になります。

今回は『エフィカシー』についての解説になります、当サイトでの学習にあたって基礎知識の確認にぜひご利用ください。

自分に今以上の能力があることを当たり前に確信する力

まず最初に、エフィカシーを一言で表すと『自己能力の自己評価』の事を指しています。

コーチング自体がどういうものなのか?を簡単に説明するとき、言葉の語源がハンガリー語で「四輪の馬車」を意味する言葉から取られていて『クライアントを目的の場所まで連れて行く』という意味合いを込めてコーチングと言うようになったと良く説明しますが、その言葉の通りでコーチングをするにあたって必ずクライアントにはゴールが設定されます。

エフィカシーを『自己能力の自己評価』と一言で表しましたが、もう少し柔らかい表現をすると『クライアントが自分自身で目的の場所(目的とするゴール)に本当に行けると確信しているか?』を測るための物差しだと思ってもらえると分かりやすいでしょう。

「今から近所のコンビニでお昼ご飯を買ってこれますか?」と聞かれて「行けるかどうか自信がないです…」と答える人はほぼいないと思います。
3歳の子供でもない限り、誰でも自分は近所のコンビニで買い物ができる人間だと確信しています。

例えばこれが「急ですけど、今から富士山の山頂まで登ってお昼ご飯を食べてみませんか?」と聞かれたらよっぽど体力に自信があって富士山に登り慣れた人でないと冗談にしか聞こえないと思います。

これは単純にお昼ご飯を食べに移動する距離が違うだけですが、この例でエフィカシーについて考えると「お昼ご飯を気軽にコンビニで買って食べるエフィカシーはあるが、富士山に気軽に登って食べるほどのエフィカシーはない」ということになります。

大抵の人はいくら景観が良くてもわざわざお昼ご飯を食べに富士山に登らないし、その日のうちに気軽に富士山を登ろうと言われてOKが出せるような自信は無いと思います。

そもそも別にお昼ご飯を食べに富士山を登る必要ないですよね。

ただ、例えば『体を鍛えるのが好きで、体を鍛えながら登山家として活動しています。自分の夢は、気軽にお昼ご飯を食べに富士山頂まで登って帰ってこれるほど自分を鍛え上げることです。』というゴールを持って暮らしている方が居たらどうでしょうか?

一般的には必要ないかもしれませんが、この人にはゴール達成のために『気軽に富士山に登ってお昼ご飯を食べれる』というエフィカシーが必要になります。

もし、そんな人が『富士山に登ってお昼ご飯を食べて帰れるくらいの逞しい人間になりたいんだけど、どうすれば良いのか…』と悩んでいたらそんな時こそコーチングの出番です。

コーチング=クライアントのエフィカシーを上げる仕事

先ほど、コーチングについて簡単に説明するとき『クライアントを目的の場所まで連れて行く仕事』だとお伝えしましたが、具体的にどう連れて行くのかというと『エフィカシーを上げる』事が唯一の手段になります。

ここは、コーチングをするのであればどんな時でも変わりません。

スポーツでの成功、ビジネスでの成功、社会貢献の成功など、どんな場合でもコーチングでの解決手段は『エフィカシーを上げること』であり、自分に対してコーチングをするセルフコーチングであっても自分で自分の『エフィカシーを上げる』事でゴールを達成させます。

先ほどの例で言えばコーチが介入する事で「富士山に登ってお昼ご飯を食べる事くらい、コンビニでお昼ご飯を買って食べるのと変わらないよ」と言いながらひょいひょい登って帰って来るまでその人の能力を上げる事が出来ます。

※当然、コーチングの専門家であれば「自分のゴールって何だろう…?」「ゴールの決め方から分からないんだけど…」と悩まれている方に対してもちゃんとゴールを決める過程から的確なアドバイスができます。

成功は「心の確信が先、結果が後」

自分が「近所のコンビニでお昼ご飯を買うことくらい当然できる」と思っていれば気軽に行動できるのと同じで、コーチングでは『自分ならそれくらい当然できる』と確信するエフィカシーを目標達成において何より大事にします。

もし、自分がなんらかの理由でいきなり近所のコンビニに買い物に出ることすら出来ない状態になったら「そんな訳ない…どこかおかしい…」と強く動揺するでしょう。

身体的に異常があるのか、外に出るだけで精神的に強いストレスがあって動悸が止まらなくなるのか、どちらにしても急にそんな変化があれば病院で診てもらったり、身近な人に相談したり、なんとか元の自分に戻ろうと自然と行動しているはずです。

そういった心の働きと同じで、逆に『近所のコンビニでお昼ご飯を買い物できる自分』というエフィカシーを持っている人がセルフコーチングを実践し『近所のコンビニに行くのと同じくらいの感覚で富士山に登れる自分』というエフィカシーを持った場合は「あれ?気軽に富士山に登れるくらいの能力が今の自分に無いのはおかしい…」と、なんとか今より遥かに逞しい自分に『戻ろう』とし始めてくれます。

コーチングで目標を達成できるのは、この心の変化が生まれて自分の無意識が目標を達成している自分になるために最善を尽くす事が最大の理由です。

この時、エフィカシーの高さには過去の実績や、自分の能力などは全く関係ありません。

『好きでしょうがなくて、本当にやりたいこと』であれば、今までに全く触れたことのない分野の目標であっても、自分の心に「その分野で目標を達成していて当然だ」と確信させて、実際になんとしてでもそうなるように自分の無意識が全力を尽くしてくれます。

エフィカシーが下がらないよう維持するには

ここで、エフィカシーと関係する『ドリームキラー』という言葉についても解説をします。

冒頭でコーチングは一言で言えば『エフィカシーを上げること』だと解説しましたが、エフィカシーを上げて行動している過程で周囲の人間が無意識にその人のエフィカシーを下げようとする事が多々あり、そういった人のことを『ドリームキラー』と呼んでいます。

コーチングではゴール設定にあたって3つのルールがあります。

「自分が心から望んでいるやりたいことであること」
「ゴールは複数用意すること」
「ゴールは現状の外側へ設定すること」

これが、ゴールの設定をする上で必ず守るべきルールです。
このルールに則ってゴール設定をして実践しないとちゃんと成果が出せなくなります。

これを逆に捉えるとちゃんとルールに則ってゴール設定をして、エフィカシーを高めて変化を続けていると『自然と周囲の人間が変わらないように止めに入ります』。

大抵の場合、コーチングのルールに則ってゴール設定して行動すると今までの自分と比べると大きく違った行動を自然とするようになり、その人を良く知っている人であればあるほど今までと違う事に違和感を感じて元に戻そうとしてしまいます。

それは多くの場合、親切心から起こる事です。

あなたにも、例えば普段親しくしている友人から急に『今の会社を辞めて、自分の本当にやりたい業種に転職する』と言われて心配になり

「本当に転職して大丈夫なのか?そのやりたい業種は安定してるのか?収入は下がらないのか?よく考えた上での行動なのか?」

など無意識に引き止めてしまっているような対応をしてしまった経験があるかもしれません。

コーチング的な回答としては「お前の判断を応援する、俺はいつだってお前の味方だ、お前ならきっと今以上に良い仕事ができるよ」と言ってエフィカシーを高めてあげるべきなんですが、専門的な知識がなければ自然と不安に感じてしまうでしょう。

いくら親切心からであろうと、結果的にその人のエフィカシーを下げてしまうようであればコーチングを実践する上で危険な存在です。

こういった『ドリームキラー』に対しての対策は簡単で『自分のゴールは誰にも言わない』ことを守るだけで解決します。

それ以外にも意味があり、『ゴールは人に伝えることで約束になってしまう』ことから、誰にも伝えないのが鉄則となっています。

よく自己啓発本などに「自分の掲げた目標は人に伝えたり紙に書いたりして意思表明しましょう」と書かれていたりしますがTPIEのコーチングプログラムでは御法度で、なぜかと言えば宣誓することで「やりたいこと」から、やると約束した「やらなければいけないこと」に変わってしまうからです。

義務的にやらなければならないことをしている時と、自分から能動的にやりたいことをしている時では圧倒的にパフォーマンスに違いが出ます。

自己啓発本をいくら読んで実践しても全く結果に繋がらない場合、こういった勘違いが原因になっているかもしれません。

自分のエフィカシーを下げないためにも、ゴールを伝えて相談する場合は専門的な知識を持っているコーチングの専門家にだけ相談するようにしましょう。

自分に語りかける事で今以上の能力を手に入れる『アファメーション』

TPIEのコーチングプログラムでは、自分で自分のエフィカシーを高めるために『アファメーション』という技術があります。

アファメーションは、簡単に言うと自分で作った肯定的な言葉を自分に語りかける事で『今以上の高いエフィカシーを持っている、ゴールを達成した自分にリアリティを感じる』技術です。

コーチングの過程では「ゴール達成していない自分」と「ゴールを達成している自分」それぞれのせめぎ合いが起こります。

人の人格は「ゴール達成していない自分」と「ゴール達成している自分」をまとめて維持する事が出来ず『アファメーション』で「ゴールを達成している自分」を習慣付けし続ける事で自然と「ゴールを達成している自分」しか自分のマインドに存在しなくなります。

コーチングの用語ではコンフォートゾーンと呼びますが、人は当然そのまま生活していると『今まで通り快適に生活している自分』にリアリティを感じており、そこから大きく変わるような変化が起こると無意識に元の臨場感に戻そうとします。

これが言わば「ゴールを達成していない自分」優位の状態です。

アファメーションを習慣的に繰り返す事でエフィカシーが上がり「ゴールを達成できている自分」にリアリティが移った時、コンフォートゾーンはゴール達成していて当たり前な自分の所へ移っています。

そうなると、今の自分がゴールを達成していない場合「なんでゴールを達成できる能力があるのに自分はこんな状況でいるんだ?」と自然と違和感を感じ始めます。

これが努力せずともコーチングを実践する事で自然と目標を達成してしまうTPIEのカラクリです。

冒頭で『エフィカシーは自己能力の自己評価だ』とお伝えしましたが、それがコーチングにどう関係するのかご理解いただけたでしょうか?

あなたが気軽にコンビニでお昼ご飯を買うように、当たり前に自分のやりたいことを叶え続ける事に関心があるのであれば、TPIEはとても有益なプログラムだと思います。

この記事がTPIEを学ぶ方、コーチングやセルフコーチングに興味を持ち情報収集している方にとって有益なものになれば幸いです。

プログラムの開発者である苫米地英人氏の解説動画もYouTubeで見ることができます。

最後に、TPIEの開発者の一人である苫米地英人氏の『エフィカシー』についての解説動画もあるので紹介いたします。

当たり前ですが『勉強している人間』より『作った本人』の解説の方がプログラムの理解にとって重要です。

当サイトでセルフコーチングに興味を持ってくださった方はぜひこちらもご覧ください。

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