ブリーフシステムとは

当サイトで推奨しているTPIEというセルフコーチングプログラムにおける様々な専門用語の解説記事になります。

今回は『ブリーフシステム』についての解説です、当サイトでの学習にあたって基礎知識の確認にぜひご利用ください。

外部から受け入れた『認識パターンの集合体』

『ブリーフシステム』は『ブリーフ(Belief)』と『システム(System)』の2つに分けて捉えます。

言葉をそれぞれ日本語に訳すと『ブリーフ』は『信念』になり、『システム』は『(学問、思想などの)体系』となります。

なので、ブリーフシステムをそのまま日本語に訳すと『信念体系』や『信念の体系』と訳せると思います。

『体系』という言葉自体そこまで日常的に使わない言葉ですが辞書を引くと「個々のものを秩序づけて統一した組織の全体」などと出てきます。おおざっぱに捉えて『個々をまとめた集合体』のように捉えてしまっても、ブリーフシステムの理解にとっては問題ないでしょう。

『ブリーフシステム』はコーチング的に言うと『人の行動規範や習慣的な無意識の行動』と深い関係のある言葉です。

ここでは『信念(ブリーフ)』についての理解を深めることから『ブリーフシステム』についての理解を深めていきます。

『信念(ブリーフ)』=前頭前野や大脳辺縁系に作られた認識のパターン

この『信念(ブリーフ)』の説明をする時によく使う例えが1つあります。

あなたは「コーヒー、紅茶、緑茶」の3つから1つ選ぶとしたらどれが良いでしょうか?

私は決まって「コーヒー」を選びます。

基本的にこういった質問を受けた時「その都度気分によって選ぶものを変える」という人は少なく、大抵の方は無意識に選ぶ決まった答えがあり、自然とそれを選んでいる筈です。

実はこういった選択の癖が『信念(ブリーフ)』と強く関係しています。

『信念(ブリーフ)』は脳科学的に言えば前頭前野や大脳辺縁系に作られた認識のパターンであり、質問されて無意識に「あ、コーヒーで」と言ってしまうのも『信念(ブリーフ)』から見れば『信念が自然とそうさせている』と言えます。

『信念(ブリーフ)』は外部からの言葉を受け入れることによって作られる

そして、私が「なぜ決まってコーヒーを飲むのか?」と言えば、間違いなく親の影響です。

私の両親は紅茶や緑茶が嫌いなわけではありませんが完全にコーヒー派です。

朝起きて仕事に行く前はコンビニに寄って缶コーヒーを習慣的に飲むし、私も子供の頃から親の真似をして事あるごとに一緒にコーヒーを飲んでいました。

お店などで「紅茶しかなくて…」と紅茶を出されると私も両親も大人しく紅茶を飲みますが、大体帰りの車で「コーヒーが良かったな…」と口を揃えて言うような状態です。

私がそういった経験から『決まってコーヒーを選ぶ』という『信念(ブリーフ)』が作られたように、実は人のあらゆる『信念(ブリーフ)』は外部からの言葉を受け入れることによって作られています。

例えば夫婦間でのやり取りで「あなたは忘れ物が多いから、気をつけて行ってね」と出勤前に言われると、その言葉を受け入れたご主人には自然と『俺は物忘れをしやすい人間なんだ』という『信念(ブリーフ)』が生まれます。

もし、あなたが自分の子供や部下などの誰かを指導している時『何回注意して叱っても全く行動が直らない』と悩んでいるのであれば自然とネガティブなブリーフができるような指導の仕方をしているかもしれません。

「なんでそれくらいのことができないんだ!」と叱れば『俺はこんなこともできないんだ…』というブリーフが作られます。

「何度言われれば気がすむんだ!同じミスばっかりしやがって!」と叱れば『俺はどうしても同じ失敗を繰り返してしまう人間なんだ…』というブリーフが作られます。

こんなネガティブな連鎖を断ち切る簡単な方法は「お前(あなた)らしくないよ」と注意することです。

コーチングを実践するに当たってよく自分に投げかけるために使う言葉ですがネガティブな出来事を起こしてしまったり、起きてしまった時、「自分らしくない」「君らしくない」と注意すると『本来の自分はこんな失敗をしないはずだ』というブリーフを作れるため、失敗をトラウマのように受け取って延々と繰り返してしまうような事態を防げます。

更に『君ならきっとできるよ』とか『相変わらず凄いね』とか良い行動に対してポジティブな言葉を投げかければ、どんどんポジティブな認識のパターンが生まれていき生産性がどんどん上がって行くでしょう。

ポジティブかネガティブかに関わらず、こう言った外部から投げかけられる多くの言葉がブリーフを作っていき、その積み重ねがその人の『ブリーフシステム』として出来上がります。

冒頭で『ブリーフシステムは人の行動規範や習慣的な無意識の行動と深い関係がある』とお伝えしたのはこういった部分が関係しています。

そして「外部からの言葉」と言いましたが、それは『自分が自分に投げかける言葉』も該当します。

TPIEのコーチングプログラムでは『アファメーション』や『セルフトーク』も含めて『言葉の力を理解し、自由に活用する』ことで、ゴールを当たり前に達成するための力を引き出します。

そして『ブリーフシステム』は、言葉の力を自由に活用することで生まれる影響を直接受ける重要な部分になります。

『ブリーフシステム』がTPIEのコーチングプログラムにおいて深く理解するべき重要な部分であること、ご理解いただけたでしょうか?

この記事がTPIEを学ぶ方、コーチングやセルフコーチングに興味を持ち情報収集している方にとって有益なものになれば幸いです。

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